夢見る頃を過ぎたら…

若いころの私と今の私と、身体の中も外も随分違ってきた。その違いって面白い。

甘い声

自分の全部が溶けてしまうような…

正常ではいられなくなるぐらい甘い声を聴いたことがありますか?

 

私はあるんです。

 

全く信じられない。

今でも思います。

 

でも、その人の声を聞くと、どうしてだかわからないのですが、

平常心じゃいられなくなっちゃうんです。

 

なんだろう?

 

身体の奥が熱くなって、なんだかウズウズしちゃう感じになるんです。

もう…自分では何がなんだかわからない感情に包まれてしまうんです。

 

その人とは会社で知り合いました。

っていうか…派遣で行った先の上司です(笑)

 

仕事していても私に話しかけてくるその声に、ものすごくどうしたらいいのかわからないぐらい動揺してしまう私が居て。

 

見た目、全くタイプじゃない。

正確もあまり好ましくない。

スタイルも特別良いわけではない。

だけど…

もうその声を聞くだけで、どうにかなってしまいそうなぐらい惹かれるんです。

 

派遣の期間が終わるのがとても待ち遠しかった。

もうちょっと延長してやってくれないか?という話があった時、

すぐ断りました。

 

 

だってねぇ…

あの声をずっと聴いていたら頭がおかしくなりそうだったんです。

それぐらい甘い声で。

 

仕事で会ったのでなければ、どうにかなっても良かったのかもしれません?

いえいえ。

声以外全く興味のない男性だったんだからどうにもならないでしょう。

 

あれはいったい何だったんでしょう。

今でも怖いなと思うぐらい

あの甘い声に惹かれていたんです。

 

こんな経験、二度とない。

貴重な経験だったと思います。